「蚊に刺された!かゆい……」
夏になると、家の中でも外出先でも、いつの間にか蚊に刺されていることがありますよね。
かゆいからと、つい爪で掻いたり、昔から聞く方法を試したりする人もいるかもしれません。
でも、蚊に刺されたときにまずできることは、意外とシンプルです。
患部をきれいにして、かゆみを抑え、できるだけ掻かないこと。
この記事では、蚊に刺されたときに自宅ですぐできる対処法や、外出先で薬がないときの応急処置、やってはいけない方法などを紹介します。
蚊に刺されて最初にすることは「患部をきれいにする」

蚊に刺されたことに気づいたら、まずは刺された部分をきれいにしましょう。
まずは流水でやさしく洗う
水道が使える場合は、刺された部分を流水でやさしく洗います。
汗や汚れなどを落として、清潔な状態にしておきましょう。
ゴシゴシこする必要はありません。
かゆいからと強くこすったり、爪を立てたりすると、皮膚を傷つけてしまうことがあります。
洗ったあとは、清潔なタオルなどで水分をやさしく押さえる程度で大丈夫です。
消毒液は必要?
「虫に刺されたら消毒する」と思っている人もいるかもしれません。
ただ、蚊に刺された部分に必ず消毒液を使わなければいけない、というわけではありません。
まずは流水で洗って、患部を清潔にすることを基本にしましょう。
もし掻き壊して傷になっている場合は、蚊に刺された部分というより、皮膚にできた傷のケアとして考える必要があります。
傷がある場合は、傷の状態に合わせて適切にケアしましょう。
蚊に刺されてから対処するだけでなく、できれば最初から刺されないようにしたいですよね。
蚊に刺されないための対策はこちらの記事で詳しく紹介しています。
家にいるときの蚊に刺された対処法

自宅なら、かゆみ止めなどをすぐに使えるのがメリットです。
「かゆいけど、もう少し我慢しよう」とせず、気づいたら早めに対処しておくと、掻き壊しの予防にもつながります。
かゆみが気になるなら、かゆみ止めを塗る
蚊に刺されたときは、市販のかゆみ止めを使う方法があります。
ただし、商品によって成分や使用できる年齢などが異なる場合があります。
特に子どもに使う場合は、パッケージや添付文書に書かれている使用年齢や用法・用量を確認してから使いましょう。
かゆいときは冷やしてみる
薬をすぐに塗れないときや、かゆみが気になるときは、患部を冷やしてみるのも方法のひとつです。
冷たいタオルなどを患部に当てると、かゆみや不快感が一時的に和らぐことがあります。
保冷剤を使う場合は、直接肌に長時間当てないようにしましょう。
掻き壊してしまったら、傷としてケアする
かゆくて掻いているうちに、皮膚が破れて血が出てしまうこともあります。
ここまでくると、単なる「蚊に刺された部分」ではなく、皮膚に傷ができた状態です。
傷をさらに掻いたり触ったりせず、清潔に保つようにしましょう。
傷の赤みや腫れがひどくなったり、膿が出たりする場合は、医療機関への相談も検討してください。
外出先で蚊に刺されたら?薬がなくてもできること

公園やキャンプ、庭などで蚊に刺されると、すぐに薬を塗れないこともあります。
そんなときも、できることから対処しておきましょう。
水道がないときは、無理にこすらない
水洗いができない場合でも、焦って患部をこすったり、爪で掻いたりするのは避けましょう。
汗や汚れが気になる場合は、清潔なものでやさしく押さえる程度にして、帰宅してから流水で洗います。
冷たいもので一時的に冷やす
冷たいタオルなどがあれば、患部を冷やしてかゆみを和らげる方法もあります。
外出先では、保冷剤や、冷えたペットボトル・缶などの容器をタオルやハンカチ越しに当てることもできます。
ただし、冷たいものを直接肌に長時間当てるのは避けましょう。
帰宅したら、あらためて患部を確認する
外出先では応急的な対処しかできなかった場合も、帰宅したら患部を確認しましょう。
必要に応じて流水で洗い、かゆみがあれば市販のかゆみ止めを使用します。
そして、できるだけ掻かないことも大切です。
これはやめて!蚊に刺されたときのNG対処法

蚊に刺されたときには、昔から「こうするといい」と言われている方法もあります。
でも、皮膚を傷つけてしまうような方法は避けたほうが安心です。
爪で「×」をつける
蚊に刺されると、患部を爪でギュッと押して「×」をつけたことがある人もいるのではないでしょうか。
一時的に別の刺激が加わることで、かゆみが気にならなくなることはあるかもしれません。
でも、爪で強く押したり皮膚を傷つけたりすることで、患部を傷つけてしまう可能性があります。
「×」をつけても蚊に刺されたこと自体が治るわけではないので、やらないほうが安心です。
かゆいから何度も掻く
これは一番やりがちですが、できるだけ避けたい方法です。
掻いている間は気持ちよく感じても、皮膚を傷つけてしまうことがあります。
特に子どもは、かゆいと無意識に何度も掻いてしまいがち。
爪を短くしておくことも、掻き壊し対策になります。
強くこする
洗うときやタオルで拭くときも、強くこすらないようにしましょう。
「きれいにしなきゃ」と思ってゴシゴシすると、かえって皮膚への刺激になってしまいます。
身近なものを何でも塗らない
「これを塗るとかゆみが治る」といった民間療法を見かけることがあります。
でも、肌に合わないものを塗ると、刺激になったり、症状を悪化させたりする可能性があります。
蚊に刺されたからといって、家にあるものを何でも塗るのではなく、まずは水で洗い、必要に応じて蚊の虫刺されに使用できる薬を使うようにしましょう。
蚊に刺された跡を残しにくくするには?

蚊に刺されたあと、気になるのが「跡」ですよね。
刺された部分が赤くなったり、掻き壊して傷になったりすると、しばらく跡が残ってしまうことがあります。
いちばん大切なのは「掻き壊さない」こと
蚊に刺された跡を気にするなら、まず意識したいのが掻き壊さないことです。
かゆみを感じたら、早めに対処して、できるだけ皮膚を傷つけないようにしましょう。
特に子どもは寝ている間に無意識に掻いてしまうこともあるので、爪を短くしておくのもおすすめです。
かゆみを感じたら早めに対処する
かゆみを我慢していると、つい触ったり掻いたりしてしまいます。
刺されたことに気づいたら、患部を洗い、必要に応じてかゆみ止めを使うなど、早めに対処しましょう。
ただし、「早く薬を塗れば必ず早く腫れが引く」「跡が残らない」わけではありません。
蚊に刺されたあとの反応には個人差があります。
大切なのは、かゆみをできるだけ抑えて、掻き壊さないようにすることです。
かさぶたになっても無理にはがさない
掻き壊して傷になった場合、治ってくるとかさぶたができることがあります。
気になって触ったり、はがしたりすると、傷の治りを遅らせる原因になります。
できるだけ触らず、自然に治るのを待ちましょう。
蚊に刺されてひどく腫れたら?病院に行く目安

蚊に刺されたあと、多少赤くなったり腫れたりするのは珍しくありません。
ただし、症状が強い場合や、いつもと違う症状がある場合は注意が必要です。
例えば、
- 腫れがかなり強い
- 痛みが強くなってきた
- 水ぶくれが広がっている
- 掻き壊した部分の赤みや腫れが悪化している
- 膿が出ている
- 発熱などの全身症状がある
- 息苦しさなどの症状がある
といった場合は、自己判断で様子を見続けず、医療機関に相談しましょう。
蚊が媒介する病気もあるので注意が必要です。
また、海外旅行などのあとに発熱などの症状が出た場合は、蚊に刺されたこととの関係がないかも含めて、医療機関に相談することが大切です。
まとめ|蚊に刺されたら、まず洗って掻かない

蚊に刺されたときは、特別なことをしなくても、まずできる基本的な対処があります。
① 患部を流水でやさしく洗う
② かゆみがあれば、必要に応じてかゆみ止めを使う
③ かゆみが気になるときは冷やしてみる
④ できるだけ掻かない
外出先で薬がない場合も、まずは患部をきれいにして、できるだけ刺激しないようにしましょう。
そして、昔からよく聞く「爪で×をつける」「何度も掻く」といった方法は、皮膚を傷つける可能性があるので避けたほうが安心です。
蚊に刺されるのを完全に防ぐのは難しいですが、刺されたあとの対処を知っておくだけでも、慌てずに済みます。
「また刺された!」というときのために、家にはかゆみ止めを、外出時には虫よけなどを準備しておくと安心ですね。
▶ 蚊に刺されないための対策はこちら
▶ そもそも、なぜ蚊に刺されやすい?


